@article{oai:hirosakiuhw.repo.nii.ac.jp:00000221, author = {加地, 隆 and 加地, 眸}, journal = {弘前医療福祉大学・弘前医療福祉大学短期大学部紀要}, month = {Mar}, note = {最初に松果体ホルモンのメラトニンは副腎髄質オピオイドペプチド免疫反応性を増加させ、副腎髄質はメチルコラントレン誘発肉腫の発生・成長に抑制効果を及ぼすという著者らの動物実験結果を、次にメラトニンの高分泌レベルが乳癌の低発生率と一致するというコホート研究結果を紹介した。ヒト遺伝子が解読された1991–2003年には「自然免疫とToll様受容体を介する細胞感覚機能の関連性」と「免疫抑制機能をもち、対癌免疫を抑制し得る制御性Tリンパ球」が発見された。一方、SARS流行に関する研究で、コロナウイルスの感染過程に血管壁のアンギオテンシン変換酵素分子が受容体として関与することが発見された。この分子が関わる身体機序と松果体機能との関係は古くからの大問題であり、その歴史は松果体の生体防御機能における役割を理解する上で有意義と思われた。故に松果体ホルモンと水・電解質代謝、暑さへの順応など腎‐ 心臓‐ 血管系制御機序との関係に関する古くからの研究、およびより新しいメラトニン受容体、自律中枢、脳室周囲器官、脳の水分含量等に関する研究結果を通覧した。これらの研究から、Kチャネル、アクアポリンおよびメラトニン膜レセプターの分子構造解明のような新発見が続いた。痛みとその遺伝子、特にGCH 1等のBH4 関連分子機序、更に制御性Tリンパ球の機能調節、免疫細胞と遺伝子の関連研究、制御性Tリンパ球に関する分子生物学的研究の新しい進歩にも言及した。}, pages = {9--23}, title = {松果体と免疫機序と癌との関連についての研究 ─ 歴史的展望 3. 副腎、腎‐ 心血管系、分子生物学と関連して}, volume = {2}, year = {2021} }