@article{oai:hirosakiuhw.repo.nii.ac.jp:00000125, author = {相澤, 保正}, issue = {1}, journal = {弘前医療福祉大学短期大学部紀要}, month = {Mar}, note = {Article, 「音楽ボランティア協会・赤とんぼ」(以下「赤とんぼ」とする)は、筆者が同志に呼びかけて平成14(2002)年8 月に誕生した。爾来今日まで、各種福祉施設を訪問し、そこの利用者のQOL向上を目的として、利用者参加型の音楽療法的活動を行ってきた。  「赤とんぼ」が11 年間で訪問した福祉施設は、延べ116 ケ所(平成25 年10 月現在)で、そこでは会員の手づくり歌集を配布して、会員と利用者が一緒に歌を歌ってきたが、配布した歌集は約8300 冊に上る。  現在、わが国は超高齢社会に突入し、5 人に1 人が高齢者ということで、これまで経験したことのない社会状況であり、国民が安心、安全に暮らしていくには、自治体や一人一人の生き方に、難しい各種の対応が迫られている。  高齢社会では必然的に、特別養護老人ホームや介護老人保健施設に入所して、そこが終の棲家となる高齢者も数多く存在することになる。この各種福祉施設で暮らす高齢者の身体的ケアは専門職が受け持っているが、人間としての精神的な豊かさを感じながら暮らすことについては、果たしてどうだろう。この人間の心の豊かさが湧きあがってきて、心が癒されるには、臨場感あふれる音楽の生演奏(ある程度の演奏水準を持つ)がとても有効である。筆者はこの心の癒しとなる音楽を、生命の讃歌と認識し、会員とともに利用者(入所者)参加型のボランティア活動を継続してきた。  筆者は、「赤とんぼ」のような音楽療法的活動を展開する団体が数多く誕生することを望んでいる。 またこのような活動は、力量豊かな音楽療法士が担うことも出来るので、音楽療法士個人での活躍にも期待したい。  現在わが国では、音楽療法士は国家資格でない為、職業としてなかなか成り立たないことが、活躍のフィールドを広げ難くしている要因でもある。この解決策の一つとして、自治体や施設のユニオンが音楽療法士を雇用して、その音楽療法士が各福祉施設を巡回して音楽療法を行う、という発想はどうだろう。丁度、訪問看護や訪問介護と同様の発想であり、筆者はこれを積極的に提言したい。, 弘前医療福祉大学短期大学部紀要, 2(1), 2014, p.17-22}, pages = {17--22}, title = {福祉施設利用者への音楽ボランティア導入の実際と今後の課題 : 「音楽ボランティア協会・赤とんぼ」の活動から}, volume = {2}, year = {2014} }